崩落を未然に防ぐ!外壁の大きなクラックを補修施工

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こんにちは、ヤマシンです!
今回は、外壁に大きなクラック(ひび割れ)が入り、このままでは一部が崩れ落ちそうな危険な状態になっていたお宅の補修・補強工事をご紹介します。

ご相談のきっかけは、お客様から「外壁に長いひびが入り、最近さらに広がってきた気がする」とのご相談をいただきました。
現場に伺うと、クラックは縦方向に約1.5メートル、幅は最大で5ミリ以上にまで広がっており、周囲のモルタルも浮いて指で押すと動くほどでした💦
この状態を放置すれば、モルタル片の落下や、内部への雨水侵入による鉄筋の腐食、さらには構造の劣化にも直結します!
クラックは小さいうちなら補修も比較的簡単ですが、大きくなると今回のように補強作業や部分撤去が必要になり、工期や費用もかかります。


クラックがもたらす3つの大きな危険

  1. 雨水の侵入と内部腐食
     クラックから入った雨水は、コンクリート内部の鉄筋を錆びさせます。
     鉄筋が膨張すれば、さらにひび割れが進行し、悪循環に。
     

  2. 外壁材の剥落事故
     浮いたモルタルやタイルは、ちょっとした振動でも落下の危険があり、人や車に被害を及ぼすことも。
     

  3. 耐震性の低下
     クラック部分は構造的に弱点となり、地震時にはそこから破断が広がる可能性があります。


補修・補強の施工工程

  1. 現地調査とマーキング
     クラックの始点と終点、幅の変化、周囲の浮き部分を赤いマーキングで明示。
     打診棒で音を確認し、内部の空洞化範囲を把握します。
     

  2. 劣化部分の撤去
     浮いているモルタルを慎重に剥がし、亀裂周辺を健全部まで切り取ります。
     無理に残すと再発の原因になるため、この工程は特に重要です。
     

  3. 鉄筋の錆落としと防錆処理
     露出した鉄筋をワイヤーブラシで錆を落とし、防錆剤を塗布。
     これにより内部からの再劣化を防ぎます。
     

  4. 樹脂モルタル充填
     高強度の樹脂モルタルをクラックの奥までしっかり充填し、下地を再構築。補強メッシュを併用して面全体の強度を高めます。
     

  5. 仕上げ左官と塗装
     周囲の壁面と段差が出ないよう丁寧に均し、乾燥後に下塗り・中塗り・上塗りと塗装を重ねます。
     色味も既存外壁と馴染むよう調色しました。

 


施工後、お客様からは「これで安心して過ごせます。もっと早く頼めば良かった」とのお声をいただきました。
※Afterお写真は補修後、未塗装の状態です。

クラックは“放置しない”が鉄則です!

外壁のひび割れは、家の寿命を縮めるだけでなく、思わぬ事故や修繕費の増大にもつながりますので、「たかがひび」と侮らず、早めの点検と補修で大切な住まいを守ることが重要です。
「壁に亀裂ができてて心配」「小さいヒビだけど、将来的に拡大しないか不安」など、些細なご不安でも感じられた際は、ヤマシンにご用命ください!
現場調査からお見積もりまで、無料で案内させて頂きます😊

2025年08月10日 18:40